神経を抜いた歯を押すと痛い・・歯医者を受診すべき?

神経を抜いた歯を押すと痛い・・これ大丈夫?|香川県高松市 薬で治す虫歯治療 根管治療 歯の神経治療 吉本歯科医院

香川県 高松市 噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院の吉本彰夫です。

「神経を抜いた歯なんですが押すと痛い…これ大丈夫でしょうか?歯医者さんを受診すべきでしょうか?
「神経を抜いた歯を押すと痛い…」「噛むと痛い」
神経がないはずなのになぜ歯が痛むのか?再度受診した方がいいのか?悩まれることは多いと思います。

神経がない歯の痛みや違和感などの症状がある場合、そのままにしていい場合と再度治療を受けないといけない場合があるので注意が必要です。

心配ないケース

歯の神経を取る治療後った後の数日間生じる違和感や痛みは、あまり心配いらないケースが多いです。神経を抜いた歯から痛みを感じているのではなく、その周辺の神経が過敏になって、痛みを感じていることがほとんどです。歯の中にある神経(歯髄)を取り除いても、歯の根の周囲にはたくさんの神経が張り巡らされています。そのため、神経を抜いた後も痛みが生じます。過敏になっている歯は治療の刺激により2~3日痛みが生じることがあります。治療後から数ヵ月間、違和感が続くこともありますが、徐々に気にならなくなるでしょう。

受診した方がいいケース

歯の神経を取った後、


脈打つような痛みがある
歯茎が腫れてきている
1週間以上経っても押すと痛い
熱を持っている


このような症状が出ている場合は、早めに歯科を受診して下さい。「根尖性歯周炎」になっている可能性があります。神経を抜く治療をした直後は何も問題がなかったのに、数か月~数年後に痛みが生じ、歯茎が腫れたり、膿が出ていたりする場合は歯の中に細菌が侵入し、「根尖性歯周炎」になっている可能性があります。

日本では神経を抜いた歯の半分以上の方に再度痛み出る可能性がある

実は日本では神経を抜いた歯が再度痛みはじめるというケースは決して珍しい話ではありません。歯の根の先で膿が溜まってしまっていることはは実際によくあります。根管治療をした後も平均6割近くの歯の根の先に膿が溜まっていると言われています。しかし海外では初めて根管治療をした歯で、膿が溜まる割合は2割以下と報告されているのです。これは日本人の歯の治療に対する意識の違いです。歯の根の先に膿が溜まったり、神経が取りきれていないことにより再度痛みが出ないようにするには、精密な根管治療を受けることが重要です。

薬で治す精密な根管治療

歯の根の治療(根管治療)の目的は、歯の中に入ってしまった細菌をきれいに取り除き、歯の中で二度と細菌が増殖しないようにして、「歯の根の先で炎症(膿がたまる等)が起こらないようにする」ことです。には、根管治療中に歯の中の細菌を取り残してしまったり、歯の外から中へ細菌を入れてしまったりすることがないように、精密な根管治療を受けることが必須です。歯の神経治療は細い針状の器具を使って、残った神経や感染してしまっている部分を除去していきます。しかし見つけられない歯の神経が残っている場合が実際にはよくあります。歯の神経の入口は奥歯の場合、通常3つしかない、と教科書では教えられています。しかし、実際に私が全国からお越し下さる患者さんのお口の中を診せて頂き根管治療(歯の神経治療)をしていく中では歯の神経の入口は4つ、5つ目の神経のある方がいらっしゃいます。歯の神経の入口は3つだと、思い込んでいたら見えません。4つ目があるかもしれない、と思っているから4つ目を見つけることができます。あると思うから、見つけることができるのです。

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このように何度も薬を入れて治療をしているのに、汚れが取りきれない原因には「根の数や形」が影響している事があります。良く見られるケースとしては、・根が曲がっていたり分岐していて、器具が十分に届いていなく、汚れが取りきれていない場合

見つけられていない神経の入り口があり根の中に細菌が残っている場合。

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この2つが多いです。
特に奥歯は根が細い上に3~4本あり、真っすぐではなくわん曲しており、器具も入りにくい場所です。根の治療は一般的に行われている治療ですが、難易度が高く、精密に細菌を除去しないと繰り返し治療が必要になってしまうことも多い治療です。教科書やイラストではくっきり3本か4本程度に表現されていますが実際はクモの巣のように無数に張り巡らされているのが歯の神経です。大きな太い神経に取り残しがあると当然痛みが残ります。歯の中にある神経すべてを取りきることは人間の手では不可能です。吉本歯科医院の薬で治す根管治療

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封鎖性の良い被せ物をすることが重要です

どんなに精密で質の高い根管治療を受けたとしても、被せ物と歯との間に隙間がある封鎖性の悪い被せ物をしてしまうと、歯と被せ物との間から細菌が侵入し、歯の中で再度細菌が増殖、歯の根の先で膿を作り痛みが出ます。精密な根管治療を受けた後には必ず封鎖性の高い被せ物でフタをすることが、神経を抜いた歯で再度痛みが出ないようにする最高の予防法となります。どんなに精密な根管治療を受けたとして封鎖性の悪い強度の低い質の悪い素材を被せ物に選んでしまうと再度細菌が再侵入を起こし再発してしまいます。

超精密歯の神経治療

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