死んだ歯の神経の残骸を放置しておくとどうなる?

歯の神経を取る=歯の神経が死んでしまう

ということを知っていますか?

またご自分では気が付かないうちに「歯の神経が死んでしまっていた」場合もあります。

死んだ歯の神経の残骸を放置しておくとどうなるかお話します。

https://www.youtube.com/watch?v=sBNdWQuuU7Y

歯の神経が死んでしまうとは一体どういう状態をさすのでしょう?

歯に食べ残しがあると、

そこに虫歯菌が繁殖します。

歯の神経のお痛みなら香川県高松市の歯の神経治療専門歯科 吉本歯科医院

虫歯菌が繁殖すると

歯の表面が一層溶けていくのです。

そうすると

歯がしみるようになってきます。

「熱いものがしみるなあ」「冷たいものがしみるなあ」「甘いものがしみるなあ」

このように「歯がしみる」という感じが起こってきます。

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それを放置すると

歯が溶けて穴が開いていきます。

イメージしてみてください。

バケツに水が入っていると思って下さい。

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バケツに小さな穴があったとしても

大した問題は起こりません。

しかし穴がどんどん大きくなったり増えると

中の水があふれ出してきます。

これが

穴が歯の神経・血管に到達した状態

だと思って下さい。

歯の神経が生きているか死んでいるかの確認方法|香川県高松市の吉本歯科医院

そこには防ぐことの出来ない穴が開いてしまうのです。

そうするとバイ菌がもう入り放題です。

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硬い壁、エナメル質、歯のの壁、象牙質

で覆われていた歯の神経や血管が露出してしまうのです。

水の入ったバケツがある程度の衝撃に対しても耐え切れる状態だったの

が何度も何度も擦れるうちに小さい穴が開くたびに、

完全に穴が開くことによって、そこに穴が開いてしまい、そこからどんどんどんどん広がっていってしまうのです。

ばい菌にとって

歯の神経や血管・血液、これは重要な栄養素なのです。

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とっても美味しい大好物なのです。

人間の体はバイ菌が入ってきた時には、

バイ菌に対して戦おうという免疫という防御機構があります。

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しかしあまりにも

ばい菌の量が多いとその防御機構で食い止ることはできなくなるのです。

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ですので

バイ菌は

どんどんどんどん増殖を続けていきます。

最初は歯の表面だけだったんですが、

歯の神経・血管にまで到達することが出来ればそのバイ菌は一気に歯の神経・血管をやっつけていきます。

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そして最初は

歯がしみたり、

痛んだり、

ズキズキ

ということが起こっていくのですが、

それはバイ菌と戦っている証拠でもあるのです。

ばい菌との闘いに負けてしまうと

痛みを感じなくなっていくのです

よく歯を治療せずにほったらかしにしていたら、

「歯がボロボロと欠けていった」

「痛みが和らいだ」

「痛みが止まった

いうことが、あります。

歯の痛みを痛み止めの薬を飲みながら

放置しすぎていた患者さんがこうおっしゃられます。

「ほうっておくと、痛くなくなったんです。」と。

これは治ったのではなく

歯の神経が死んでしまっただけ、なのです。

痛み止めの薬を飲むという行為は、

確かに日常生活において痛みを和らげるというメリットがあります。

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ばい菌と自分の免疫機能が戦っているということを脳に知らせようとしている報告を無視しろ」

というのが、これが痛み止めなのです。

特に昨今、痛み止め、以前であれば病院から処方箋がないと薬局から出せないような強い痛み止めの薬が日常的に薬局で買うことができるようになってきましたので、簡単にそういうお薬を手に入れることができています。

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痛み止めの薬が簡単に手に入る影響もあり

虫歯が本当に進んでしまってから来られる方が増えているようにも思います。

すでに歯の神経が死んでしまっている方が

いらっしゃるのです。

通常であれば歯の神経とバイ菌が戦い、「痛い、しみる」とのことで来られていたはずなのですが、

その痛みも痛み止めの薬を飲むことにより痛みを止めるというのはバイ菌を殺すお薬ではありませんから、

治っているわけではありません。

ただ日常的に痛みを感じることが減りますので、

痛み止めのお薬を飲んでしまわれるお気持ちはよくわかります。

しかし

歯は自然に治りませんので、どんどん悪い状況になっていきます。

そしてとうとう歯の神経や血管が死んでしまった時には、

逆にまったく痛みを感じなくなってしまうのです。

ではそのバイ菌達はどこにいくのでしょう?

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さらに歯の奥へ奥へ侵入して行きます

歯の根っこを越えて、

根っこ周囲にある骨や歯茎を溶かします。

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死んでしまった歯の神経は死んでしまった時点で、

バイ菌の住処である根管の中を早く殺菌し残骸を除去しあげないと

ばい菌は奥へ奥へと入ってくのです。

歯の神経を取る治療というのは歯の神経を取る治療だと思われている方が多いんですが、

実はこの時点では死んでしまった、バイ菌に侵されて神経が死んでしまっていて、

神経が残っているのではなく神経が腐ってしまった、生きていない神経がそこにいるのです。

つまり

生ゴミが腐敗していっている状態

だということです。

そうするとにおうと臭いですよね。

発酵食品を思い浮かべていただくと膨らんできますよね。

腐っていくとガスを出すのです。

そうすると圧力が高まります。

歯の神経は死んではいるんだけれども、

周りの骨や歯茎が溶かされることにより

顔が腫れてくる

ような方までいらっしゃいます。

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すでに歯の神経の治療で神経を取ってしまった方で

バイ菌に侵された場合にはいきなりこの状態にまでなってしまうこともあります。

この場合には

早く根っこの中をバイ菌が少ない状態に減らしてあげる

ということが必要です。

マイクロスコープ歯科治療なら香川・高松の吉本歯科医院

では

歯を支えている骨を溶かした

バイ菌達はどこへ行くのでしょうか?

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実は歯の神経というのは脳と繋がっているのです。

例えば指先、指先の神経は指先だけでしょうか?

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これは脳から繋がった神経なのです。

その一部に過ぎないのです。

つまりバイ菌は歯の中の神経だけを死なせるわけではなく、

さらには

歯の外の周囲の骨や歯茎の神経も殺して行きます。

そして骨を溶かしていくのです。

そしてとうとうその奥には

太い神経・血管が控えているのです。

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そこにたどり着いたバイ菌はどうなるんでしょう。

一気に全身を巡って行ってしまうのです。

心筋梗塞、聞かれたことありますでしょうか

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心臓の血管に

物が詰まって血が流れにくくなってしまった状態です。

よく動脈硬化や全身糖尿病やそういうことが大きく取り沙汰されていますが、

その詰まっているのは何だろうと研究した先生がいらっしゃいました。

実はその詰まっている物の中にいくつもの口の中の歯周病菌、バイ菌が見つかっているのです。

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つまり口の中にいたバイ菌が心臓の中で発見されたり、

誤嚥性肺炎といって肺炎の中で肺炎球菌といっしょに肺炎を起こしていたり、

口の中だけに留まらず全身にまで影響を及ぼしているのです。

歯の神経の治療をした方が良いのか、

しない方が良いのかと単純に考えたならば、

神経の治療は神経が生きているのであれば残せる方向で治療してもいいと思います。

しかし、それを越えてしまった場合には

早く外科的に腐った死骸の歯の神経をすみやかに除去する治療を行なわないと

全身に対して影響を及ぼします。

また上の歯の場合には

歯の根の奥には鼻の部屋があります。

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鼻の部屋にバイ菌が侵入していってしまうのです。

ただ単に歯や口だけの問題ではなくなり、

鼻の手術を含めた処置が必要になったりもするのです。

水の入ったバケツに穴が開いた場合には水が流れ出ます。

どんどん流れ出ます。

決して歯の1本を最終的に抜けば済むという問題ではなくなること

もあるのです。

死んでしまった歯の神経の残骸は

一日もはやくきれいに除去し、根管の中を消毒しなくてはいけません。

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